土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
芹沢さんが、帰って、しばらく経った頃・・・。
そろそろだ・・・。
俺は、暗殺組に目配せをした。
外に出て、最終確認をする。
土方「よし、行くぞ。皆、気を付けろよ?」
原田「大丈夫だろ?思いっきり暴れてやるよ。」
俺達は、八木邸の前に来ていた。
土方「俺が、見てくる。待機しといてくれ。」
他の3人が、頷く。
俺は、部屋に忍び込み、芹沢さんが寝ている部屋の襖を、少し開ける。
芹沢「グワー・・・。グワー・・・。グワー・・・。」
いびき、かいてやがる・・・。
俺は、ゆっくり踵を返した。
俺は、家の外まで戻る。
土方「ぐっすり寝ている。だが・・・。あの剣豪だ。皆、くれぐれも気を付けてくれ。」
皆が、頷き、今度は全員で、家に、忍び込む。
芹沢さんの寝ている部屋の前まで来た。
胸は、これでもかという程、高鳴っている。
俺は、一つ、深呼吸をして、刀を鞘から抜いた。
土方「行くぞ!」
皆が頷くのを確認して、俺は襖を、豪快に開け放った。