土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
美人の呪いにかかっちまったのか?
俺は、薬箱を背負い、道場を出ようとしたら総司が立っていた。
沖田「本当に行くんだ?本物のバカですね?しかも、石田散薬が土産ですか?色気なんて微塵も無いですね。くくくっ。」
こいつは、たまに、えらい毒舌になる。
土方「美人と聞いたら、行ってみたいだろ?それに、薬を売るついでに、面を拝みに行くんだよ。」
沖田「そうですか・・・。では、怪しいのには、気をつけて下さい?」
土方「心配してくれんのか?」
沖田「ぷっ。まっさか~。おなごの尻を追っかけて、呪われるかもしれない人の心配なんてするわけ無いでしょ?自業自得ですよ。」
本当に、素直じゃねぇな。
俺は、朝日を浴びながら、試衛館を出た。