土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~



武田さんらが、桝屋を、連れて来た。




俺は、拷問部屋へ足を進めた。




すると、梓が、不安そうに、桝屋を見ている。




俺は、梓に声をかけた。



土方「梓・・・。山南さんに、読み書きを教わってこい。話は、通してある。」




梓は、少し、疑いの目をした。




梓「はい・・・。」




あまり納得はしていない返事だったが、それを聞いた後、背を向けて行こうとすると、梓に呼び止められる。





梓「あの!土方さん!沖田先輩、知りませんか?最近、全然、会えてなくて・・・。」





土方「総司?総司は・・・少し、ややこしい役目を頼んでるから、それが、済んでからでは、ダメなのか?」




梓「そうなんですか・・・。だったら、良いです。」



梓は、ぺこりと頭を下げて、行ってしまった。





そうか・・・。祭・・・。総司の奴、何も言ってねぇのか・・・。





って、総司に、それを、させている俺が、言うことでもねぇけど・・・。





そういうところの詰めの甘さが、ダメなんだよ。





心の中で、毒づき、拷問部屋へ向かった。





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