土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
約束の時間となり、一旦、屯所に戻る。
近藤「やはり、池田屋か四国屋が怪しい。本命は、四国屋だろう。池田屋も怪しいは怪しいが・・・。」
土方「じゃあ、隊を二つに分けて、両方行こう。俺らが、池田屋に行く。」
近藤さんの事だ。こういう時、本命を俺に譲る。
近藤「待て・・・。俺が池田屋に行く。その代わり、腕の立つ者を、数名、こちらに回してくれ。」
土方「わかった。」
案の定、近藤さんは、俺に、本命を譲って来た。
それは、俺と近藤さんに役割分担があるからだ。
近藤さんは政(まつりごと)、俺は、こういう戦いの指示だ。
これで、舞台は揃ったぜ。
近藤さん・・・。
あんたは、これで、一気に、有名な武士にのし上がるんだ。