土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~



俺らは、四国屋に向かった。




斎藤「本当に、ここでしょうか?なんか・・・。」




土方「あぁ。」




俺らは、四国屋を出て、見回る。




池田屋の遠過ぎず、近過ぎない場所にいた。





山崎「土方副長!」




来たか。




俺は、ニヤリと笑う。




土方「何だ?」




山崎「報告します!本命は、池田屋でした!今、近藤局長らが、御用改めに入られました!」





土方「わかった!すぐ行く。皆、行くぞ!」




全員「はいっ!」




俺らは、走って、池田屋に向かった。





着くと、中で、乱闘の音がしている。







俺は、池田屋に入ると、すぐに、2階へ上がった。





土方「総司っっ!」




やっぱり・・・。





総司は、“史実通り”2階の一室で倒れていた。





土方「オイ!誰か、こっちに来てくれ!」




「はい!」




土方「総司を直ぐに、屯所に戻せ!多分、暑気あたりだ!」





「はい!」




平隊士に、総司を運ばせる。





梓・・・。気付いてくれ・・・。





未来にいるとき、梓が、熱中症にかかった事があると聞いた。





だから、レモンの果汁を持たせてきたのだ。





俺は、総司を梓に託す。





大丈夫・・・。





梓なら気付く・・・。





俺は、逃げ出した攘夷の奴らの捕縛など、忙しく動いた。





後から、会津藩が、来たが、一歩も、池田屋には、入れさせなかった。





土方「手柄を、横取りされてたまるか・・・。」






そして、二日後に、やっと、屯所に戻ることが出来た。



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