土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
土方「おい!山崎いるか?」
寝そべっていた山崎は、飛び起きる。
山崎「ひ、土方副長!こんな所に、どうして・・・?」
土方「あぁ。梓が、酒を、一気飲みしてしまった。んで、倒れた。目を回してるだけだと思うが、念の為、診てやってくれるか?」
山崎は、キョトンとしている。
土方「なんだ?」
山崎「あ・・・。いえ!こんな事でって・・・。副長ご自身が、運ばれてくる事が、珍しくて・・・。」
土方「おなごだから。念の為だ。」
山崎「はい。では・・・。」
一通り、山崎が診る。
山崎「副長のお診立てどおりです。酒で、目を回してるだけです。安心して下さい。目が覚めたら、大丈夫です。」
土方「そうか・・・。」
山崎「ここで、寝かせておきましょうか?それとも・・・。」
「夜分、遅くに、すみません。土方副長、近藤局長がお呼びです・・・。」
隊士が近藤さんからの書簡を持ってきた。
土方「悪いが、梓を、預かってくれるか?」
山崎「はい。」
俺は、踵を返し、部屋に戻った。