土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
俺は、梓の部屋に行った。
梓は、読み書きの練習をしていた。
土方「大丈夫なのか?」
梓「はい。ご迷惑おかけしました。」
土方「心配はしたが、迷惑なんて、思ってねぇ。」
俺が、梓の頭を撫でると、梓は、顔を赤らめて、視線を逸らす。
なんだ?脈有りか?
俺は、梓に、扇子を渡した。
土方「忘れる所だった。呉服屋に用事があって行ったら、また、貰ったからやる。」
それを受け取った梓の顔がパッと明るくなった。
梓「可愛い・・・。」
土方「俺には、持てないし、梓が、使えばいい。」
梓「ありがとうございます!」
梓は、嬉しそうに、扇子を胸に抱いて、微笑んだ。
その笑顔に俺もつられて笑ってしまった。