土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
それから、総司は体調が戻ったようだった。
土方「おい。梓の粥・・・。」
沖田「言わないで下さい!」
総司は、手を口に当て、俺の言葉を遮った。
沖田「思い出すと・・・胃から・・・。」
食ったのか・・・。
まぁ、そりゃそうか・・・。
惚れてるおなごが、頑張って作ったんだもんな・・・。
しかし、総司と梓は喧嘩しているようだった。
土方「こんな時に、喧嘩してる場合じゃねぇだろうが・・・。」
総司の風邪は、治った。
“風邪は”だ。
咳が残っており、時折、咳込んでいる。
俺は、それを、見て見ぬフリをしてやることしか、出来なかった。