土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~


梓「やっぱり止めときゃよかった・・・。」





町娘の格好かと思いきや、芸妓さんの格好をさせられていたのだ。





梓「絶対、沖田先輩に怒られる・・・。」





私は、なかなか、部屋に入れずにいた。





部屋の前でウロウロしていると、伊東さんが、トイレから帰ってきた。





伊東「おぉ!?梓!?見違えた!さぁ!中で酒を注いでくれ!」




梓「あの・・・。私、もう着替えたいです。」




伊東「何を言ってる!せっかくだ!皆に見てもらえばいい!」






そう言うと、伊東さんは、私を部屋に引きずり込んだ。



沖田先輩に、イヤミを言われたが、土方さんのおかげで、仲直りが出来た。





土方さんと、沖田先輩と私の3人で飲んでいたが、沖田先輩は、山南さんに呼ばれて、席を離れた。





しばらく、土方さんと一緒にお酒を飲んでいた。




梓「土方さん、ありがとうございました。沖田先輩と仲直り出来ました!」




土方「いや。大したことしてねぇよ。」




土方さんに、頭を撫でられる。




すると、藤堂さんに肩を叩かれる。





藤堂「梓!こっちにも、酒注ぎに来てよ。」





梓「あ!はい!」




私は、土方さんに、頭を下げて、藤堂さんに付いていった。




最初は、藤堂さんの横に座った筈が、いつの間にか、伊東さんの隣に、座っていた。




伊東「梓・・・。本当に綺麗だね。君の事、本当に欲しくなる・・・。いろんな意味で・・・。」




梓「え?何か言いましたか?」




伊東「いや。何でもないよ。一緒に、今宵は楽しみたいって言ったんだ。」





梓「あぁ。はい!楽しみましょう!」




伊東「そうだね・・・。」




二人で、ご飯やお酒を飲んでると、土方さんも沖田先輩もどこかへ行ってしまっていた。






そして、歓迎会は、お開きとなった。
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