土方歳三と運命の人~沖田総司と運命の駄犬 番外編~
屯所へ戻り、土方さんの部屋へ通された。




ユラユラ揺れる蝋燭を見ていると心が、落ち着いてきた。





土方さんは、体を拭く布を渡してくれて、出て行った。




私が、体を拭いて、少し話をしていると、やっと安心して、涙がこぼれた。




土方さんは優しく私を抱きしめてくれた。












暖かい・・・。




この匂い、前も嗅いだ・・・。





私は、ゆっくり目を開ける。




やっぱり・・・。




土方さんに抱きしめられている。




ドキドキするのに居心地が良い。




私は、ゆっくり顔を上げた。




眠って、私を抱きしめてくれている土方さんを見つめた。





そして・・・。



私は、顔を近づけて、土方さんの唇に、自分のを重ねた。




なんでこんな事をしたのかわからない。





でも・・・。したくなった。





触れたくて、触れたくて、体が動いてしまった。




私は、恥ずかしくなって、寝ている土方さんの胸に顔を埋めて目を閉じた。







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