大切なあなたと記憶。
「まま? ねぇー、まぁまーー」

「ん?どーしたの?」

「あんねー、ぱぱがねーしんしちゅ? に、ままよんできちぇーって!!」

「そっか、ありがとね!」

「うん!!」

可愛く育った我が子。

「光太ー? どうしたの?」

ベッドに座る彼に問いかける。

いつの間にか増えた寝室の写真。

その中には私と彼だけじゃない。

私たちの愛する子も一緒。

「んー? 今日って何の日か覚えてるかー?」

ふふっ

「もちろん! まだまだ愛し続けるからね。光太!!」

私は彼に抱きついた。

彼はその反動でベッドに倒れこむ。

「あぁ、もちろん俺も愛し続けるよ!!」

そう言って私は力強く抱きしめられた。



✂︎---------------------------------------------------

(ままーー? ぱぱーー??)

(もちろん、あなたの事も大好きよ。)

(生まれてきてくれてありがとう。)

(う?? あたちもままとぱぱだいちゅきー!!!)
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