イジワル王子を拾いました。
眠っていても綺麗な顔って…
透き通ってる肌、長いまつげ。その上には二重の線。
濡らしたタオルをおでこに乗せながらまじまじと顔を見てしまった。
「うぅ…。」
「…つらそう。」
うなされている彼は汗びっしょりだ。
…それにしても、彼はなぜあんな場所に倒れていたんだろう。
しかも、制服姿で。っていってもカッターシャツにズボン。
貴重品は身につけてないし、ネクタイもしてない。
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