イジワル王子を拾いました。


噂の内容は“可愛い彼女とラブラブデートしてた”。

どこが事実なのか…。


「私、彼女じゃないじゃん。」

頭を抱えながら言うと慈侑くんはまたまた平然と

「じゃあなる?彼女。」

と言った。

か、彼女って…

「な、な、な、ならないよ!!!」


またそうやって慌てる私をからかうんだ。

「残念。」


そうニヤリと笑った慈侑くん。


「もう!!」



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