イジワル王子を拾いました。


私はまた顔を伏せることになった。

一瞬見えた慈侑くんの鍛えられた体が私を焦らせる。


「だって、まだあついし。」

「もうちゃんと服着て!」

「わかったって。」


大きな声を出す私に慈侑くんは観念したようにパーカーを着た。



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