イジワル王子を拾いました。


なにも言わずに抱きしめられている私。

…あ!だめだ!慈侑くんのペースに乗せられてしまっている。

私は慈侑くんの腕を引き剥がしながら


「謝る気ないでしょ」

とキッと目を細めた。


「わりぃわりぃ。」

絶対ないね。

「もう!!」

「それより柚。腹減った。」

…居候のくせにぃ……!!


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