イジワル王子を拾いました。
私は高校に入ると同時に3階建てのワンルームマンションで一人暮らしを始めた。
引っ越してから2週間経つけれど未だにお父さんから心配の電話がかかってくる。
さすがに毎日だと、電話の対応も素っ気なくなる。
《いや、でも、》
「もうほんとに大丈夫。じゃあ明日学校早いから切るね?じゃーね、」
私はお父さんからの返事を待たずに電話を切った。
もうお父さん心配しすぎだよ。
私は明日の学校の用意をしながら少しため息をついた。