貴公子?いいえ、俺様男です
カボチャの馬車でくつろぐ亀を想像してみる。

うーん……

「却下。かわいいけどさ、カボチャの寝ぐらを、ムシャムシャ食べるかめっぴが見えるんだけど?」

「草じゃないよ。カボチャだよ?
食べるかな〜」

いいと思ったのにな…と残念がる。

「いやいや、亀は野菜を食べるから」

「カボチャはかたいよ?」

「里菜ちゃん、かめっぴの丈夫なクチバシ見たことある?」

「………」

・・・・・


カボチャは廃棄するとして、他の作品たちをどうするか。

ある程度は分解して、再利用するとしても保管場所が足りないな…

「あいつ…呼ぶか」

この思いつきが、自分をどん底へ落として行くことになるなんて、思いもしなかったんだ。
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