貴公子?いいえ、俺様男です
ポタ、ポタ、ポタ、、、

「………」

ポタ、ポタ、、、

「………」

点滴?

「…ん」

「シュウさん!」

里菜ちゃんが飛び込んできた。

「良かった。シュウさん、倒れたの」

グズッ、グズッ、、、

「…ううっ、シュウさん……
お仕事…もっと休んでください。

働き過ぎですって……ひっく…」

「そっか。俺は倒れたのか」

「ま、丸一日、目覚めなくて。

このまま、シュウさんが戻ってこなかったら…とか、いろんなこと考えて…」

ううっ…

泣き続ける里菜ちゃんの背中をポンポンとリズム良く軽く叩く。

「ずっと、そばにいてくれたんだな。

ありがとう…心配かけて、ごめん」

「……っ、ひっく」







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