貴公子?いいえ、俺様男です
さっき、里菜ちゃんをからかったものの…俺はピンチだ。

当然ベッドは一つしかない。

しかも、思いっきりラブリーなヤツだ。


ハアァァ……

徹夜だな






「里菜ちゃん、先に寝てて。
俺は、もう少し本を読むから」


早く寝てしまえ…


「なんか、目が覚めちゃいました。
今日撮った写真の整理してますね」



マジか



俺の願いも空しく、里菜ちゃんは写メの整理を始めた。



頼む!早く寝てくれ‼︎



「シュウさん、コレどこの紅葉でしたっけ?」

「カレーうどん、絶品でしたね!
あ、写メうまく撮れてない…」

「シュウさん、
コレ綺麗に撮れてるから、"アトリエ シュウ"のホームページに載せませんか?」


思いつくままに話しかけてくる。


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