貴公子?いいえ、俺様男です
清水寺近くの、自家製豆腐の店で、湯豆腐や田楽、胡麻豆腐などをいただく。

遅めの朝食だ。
京町家造りの店内から見える庭の紅葉も見事だ。

「シュウさん、湯豆腐…柚子の香りが利いてて絶妙です!

胡麻豆腐も美味しい!
そういえば、胡麻豆腐って、どうしてワサビと相性がいいんだろ?」

うーーん?と首をかしげながらパクパク食べる。

「シュウさん、美味しい朝食ごちそうさまでした!」

「ん。あったまったな」

あっ!…突然、叫ぶ。

「シュウさん、七味唐辛子を買いたい。

上田さんにお土産です」

「ああ、そうだな」

里菜ちゃんと話してると飽きない。










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