貴公子?いいえ、俺様男です
暫く日本で過ごす俺は、これまで以上に
"アトリエ シュウ"に顔を出した。

そこで目にするのが、仲睦まじく笑い合う里菜ちゃんと達也だ。


ズキッ…


達也に微笑みかける里菜ちゃんを見るたびに、胸が痛んだ。








そうか…俺は里菜ちゃんのことが好きなんだ。

里菜ちゃんが俺にキスしてくれた日から、4ヶ月が経っていた。

「俺…またタイミング逃したのか?」

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