貴公子?いいえ、俺様男です
さよなら*里菜side
そのお店は、私の好きな物たちで溢れていた。
表に面したガラス張りのウィンドウには白やピンクの薔薇がアレンジされ、欧風の雑貨と一緒に飾られている。
アンティーク調の幾何学模様が彫られた木製の扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
柔らかく微笑む長身の男性が出迎えてくれた。サラサラの栗色の髪が、陽の光を浴びて輝いているように見えた。
整った顔立ち…王子様かと思った。
それが、フローリスト シュウこと
宮澤 修斗だった。
窓際には、薔薇やスイートピーなど春の花がバケツにドサっと挿してある。
店内には、輸入雑貨とそれを引き立てるようにアートフラワーが飾られている。
「……素敵」
思わずつぶやいていた。
「ありがとう。店内をゆっくりご覧くださいね」
近くまで来ていた笑顔のシュウさん。
「はい!」
元気よく返事をした私に、更に微笑んでくれたんだ。
表に面したガラス張りのウィンドウには白やピンクの薔薇がアレンジされ、欧風の雑貨と一緒に飾られている。
アンティーク調の幾何学模様が彫られた木製の扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
柔らかく微笑む長身の男性が出迎えてくれた。サラサラの栗色の髪が、陽の光を浴びて輝いているように見えた。
整った顔立ち…王子様かと思った。
それが、フローリスト シュウこと
宮澤 修斗だった。
窓際には、薔薇やスイートピーなど春の花がバケツにドサっと挿してある。
店内には、輸入雑貨とそれを引き立てるようにアートフラワーが飾られている。
「……素敵」
思わずつぶやいていた。
「ありがとう。店内をゆっくりご覧くださいね」
近くまで来ていた笑顔のシュウさん。
「はい!」
元気よく返事をした私に、更に微笑んでくれたんだ。