強引な次期社長に独り占めされてます!
褒められてホクホクして席に戻ったら、何故か硬直している芳賀さんを見つけた。
「天変地異だわ」
「なんの話ですか……?」
「松浦ちゃんが嬉しそうにしてる」
真面目な表情で芳賀さんを見つめる。
それを天変地異だと言われる、私の立場はどうすれば?
「そこ。おしゃべりしない」
幸村さんに睨まれて、芳賀さんと一緒に首を竦めた。
「もう新人じゃないんだから、そんなこと褒められたくらいで浮かれいるんじゃないわよ」
幸村さんには当然の事でも、私に取っては浮かれる出来事なんです。
人から褒められるなんて、滅多にあることじゃないんですから。
なんて言葉をまさか口に出して言うことはないけど、心の中でニヤニヤしながら仕事を続ける。
だってさ、褒められたらやっぱり嬉しい。そうしたら、また芳賀さんにこそっと囁かれた。
「松浦ちゃん、良いことあった?」
「え……普通ですよ?」
確かに劇的な年明けで目まぐるしかったけど、その後はけっこう普通。
何故かと言うと、主任が普通だから。
仕事中は当たり前なんだけど、終業後に何か言ってくるわけでもないし。
「天変地異だわ」
「なんの話ですか……?」
「松浦ちゃんが嬉しそうにしてる」
真面目な表情で芳賀さんを見つめる。
それを天変地異だと言われる、私の立場はどうすれば?
「そこ。おしゃべりしない」
幸村さんに睨まれて、芳賀さんと一緒に首を竦めた。
「もう新人じゃないんだから、そんなこと褒められたくらいで浮かれいるんじゃないわよ」
幸村さんには当然の事でも、私に取っては浮かれる出来事なんです。
人から褒められるなんて、滅多にあることじゃないんですから。
なんて言葉をまさか口に出して言うことはないけど、心の中でニヤニヤしながら仕事を続ける。
だってさ、褒められたらやっぱり嬉しい。そうしたら、また芳賀さんにこそっと囁かれた。
「松浦ちゃん、良いことあった?」
「え……普通ですよ?」
確かに劇的な年明けで目まぐるしかったけど、その後はけっこう普通。
何故かと言うと、主任が普通だから。
仕事中は当たり前なんだけど、終業後に何か言ってくるわけでもないし。