強引な次期社長に独り占めされてます!
主任っていつも淡々としたしゃべりのイメージあるから、少し砕けた口調になると驚くよね。
ほとんど会話らしき会話をしたことがない私ならともかく、芳賀さんにまで驚かれているんだから、私が思っている主任のイメージは間違っていない。
あまり笑わないし、淡々としているし、あまり仲間内とも打ち解けていないイメージ。
まぁ、会社なんだから、それはそれで間違っていないけど……。
そういう人がいるから、私も始終無言でもあまり浮かないのかな。
黙々と仕事を終わらせて、終わらせた書類を主任のところに持っていく。
持っていったところでお昼休みのチャイムが鳴った。
「……松浦。今日も弁当か?」
「はい?」
いきなりなんでしょう? 今日は作らなかったけれど、それが何か……?
「誘ってくれ」
「はい?」
疑問符しか浮かべていない私に気づいて、主任が顔を上げた。
「出前を頼むやつ誘ってくれ。一人前じゃ来てくれないんだ」
ピラリとチラシを渡されて無言になった。
私の手元には、ラーメン屋さんの出前用のチラシ。
皆様に私が声をかけろと……?
嫌だ。そんな社交的なことは、それこそ芳賀さんに頼めばいいのに。
振り返ると芳賀さんはすでにいない。
ほとんど会話らしき会話をしたことがない私ならともかく、芳賀さんにまで驚かれているんだから、私が思っている主任のイメージは間違っていない。
あまり笑わないし、淡々としているし、あまり仲間内とも打ち解けていないイメージ。
まぁ、会社なんだから、それはそれで間違っていないけど……。
そういう人がいるから、私も始終無言でもあまり浮かないのかな。
黙々と仕事を終わらせて、終わらせた書類を主任のところに持っていく。
持っていったところでお昼休みのチャイムが鳴った。
「……松浦。今日も弁当か?」
「はい?」
いきなりなんでしょう? 今日は作らなかったけれど、それが何か……?
「誘ってくれ」
「はい?」
疑問符しか浮かべていない私に気づいて、主任が顔を上げた。
「出前を頼むやつ誘ってくれ。一人前じゃ来てくれないんだ」
ピラリとチラシを渡されて無言になった。
私の手元には、ラーメン屋さんの出前用のチラシ。
皆様に私が声をかけろと……?
嫌だ。そんな社交的なことは、それこそ芳賀さんに頼めばいいのに。
振り返ると芳賀さんはすでにいない。