3m先の君に恋愛奮闘中
「あはは!!あんたそれは傑作だわ!!」
さっきの出来事を聞いて
お腹を抱えて笑っている
この女は一応 親友。
椎名 実咲。
中学の時に些細なことで意気投合して
なんだかんだずっと一緒にいる。
「ちょっとー。そんなに笑わなくたっていいじゃん。」
…結構傷ついたのに。
「ごめんごめん!つい、ね。」
「もうー。山中くんも自分で告白してきたのにひどくない?私の何がいけなかったわけ!」
「え……あんたそれ本気で言ってるの?」
「もちろん」
「はぁーーっ。」
私の答えに大きなため息をつく。