君を想う【実話】



「瑠奈、俺は今でもお前が好きだよ」



智也の手が瑠奈に触れる



「瑠奈も..智也が好き」



再び二人の唇が重なりあい、深いキスへと落ちていく




海斗を裏切って最低だってわかってる




それでも心は



体は



智也を求める―..





「久しぶりだな..」


二人はベッドに流れ、互いの体に触れ合う


「んっ..ともゃ..ぁっ..」


気持ちを確かめあうように、二人は激しく求めあった


何度も何度も..



行為が終わる頃には、もう朝日が顔を出していた



「瑠奈、帰るのか?」


身支度を整える瑠奈の腕を掴み、智也は不安そうに聞く


「戻ってくる準備しなくちゃ」


そう言って笑うと、安心したように瑠奈を抱き締める


「待ってるからな」


「うん、またね」


キスを交わし、智也の元を後にする






瑠奈は戻る






海斗の元へ―






瑠奈の答えを伝えに..






< 124 / 436 >

この作品をシェア

pagetop