君を想う【実話】
§第21章..幻想§
「じゃぁいってくる。お前、今日仕事だろ?」
「うん、そうだよ。いってらっしゃい」
朝食を食べさせ、拓磨を送る
よく考えたら、瑠奈は夜仕事で拓磨は昼仕事だから、休み以外はあんまり会わない生活になる
夜ご飯作っといたほうがいいのかな..
携帯に手を伸ばしかけ、拓磨の番号もメアドを知らないことを思い出す
そういえば仕事も知らないし、名前と年齢以外は不明だ
でも、ニッカポッカはいてたから職人とかかな..
そんな姿まで海斗と重なって、拓磨をまともに見れなかった
考えるのを止めて仕事のため、瑠奈は二度寝につく
‥
次に目が覚めたのは昼過ぎだった
「だるい..」
寝すぎて重い体を動かす
お風呂に入ってから、夕飯を作った
自分も仕事前に食べるし、一応拓磨の分も
化粧をして髪型をセットして時計を見ると、まだ夕方
ここから仕事場まで十分でつくから、ギリギリまでのんびりできる