君を想う【実話】
そして、今日は久々に静達と会う


瑠奈と拓磨の家に人がくるのは始めて



「わ〜!もうすっかり、二人の愛の巣だね」


静は感動したように部屋を見渡す


「彼氏さん、仕事?紹介してよ〜」


麻衣が楽しそうに瑠奈の腕に自分の腕を絡める


「はい、これお土産」


綾はいつもの笑顔で、お菓子やジュースの入った袋を瑠奈に渡した


「ありがと!拓磨、夕方には帰ると思うからみんなで夜ご飯たべよっか」


やっぱりこの四人は、不思議と落ち着く



静はあれから、通信高校に転入してバイトをしながらがんばっている


麻衣も最近、学校を辞めて働き始めた


綾はちゃんと毎日、高校に行ってる



昔話や近況報告で話に華が咲き、みんなで盛り上がっていた



「竜達は?元気?」


その言葉に、静と麻衣はニヤニヤしながら綾を見る


「え?もしかして..」


「うん。やっぱり好きで、こないだまた告白したんだ。そしたら..」


綾は顔を赤くして、可愛らしい笑顔を浮かべた


「まじ!?おめでとーっ!瑠奈は嬉しいよ!」


そんな綾を抱き締め、心から祝福した
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