君を想う【実話】
「本当、瑠奈は男みたいだね〜..なんで男が離れてかないのか疑問だよ」
電話越しからは、麻衣の溜め息がもれる
「ヤッた後、一緒にいる必要なんかないじゃん」
「あんたねぇ..」
瑠奈の言葉に麻衣が頭を抱えてるのが安易に想像できた
「先輩がいった依存症の意味がわかるような気がするよ..」
麻衣が呟く
「別にヤりたいだけとか、そんなんじゃないよ?ただ..」
言葉がみつからない
感情がみつからない
「うん、でも今はそれでいいのかもね!」
瑠奈の気持ちに気付いたのか、麻衣は少し明るくそう言った