君を想う【実話】
「もうすぐ俺等も三年だな〜同じクラスになれるといいな!」
久々に学校にきた瑠奈の横には、彼氏気取りの男
瑠奈は横目で男を見ると、小さく溜め息をつく
一回ヤッたくらいで彼氏気取りか..
「用事思い出したから帰るわ」
そう言い残し、学校を後にする
地元の不良ばかりが集まる溜まり場へと足を運んだ
時間が早いからか、まだそこには、誰一人として見当たらない
瑠奈はベンチに腰かけ、煙草をふかす
目の前を幸せそうな顔をしたカップルが通りすぎた
..
愛
瑠奈には、まだわからない感情だった
誰にも抱いたことのない感情―..