君を想う【実話】
「ど..どうしたの?」
こんな距離じゃ心臓の音が智也に伝わりそうだ..
「瑠奈..」
智也の優しい声が、すぐそばで聞こえる
チュッ―
智也の唇が瑠奈のおでこに触れた
「..!?」
今、智也にキスされた..?
「気をつけて帰れよ!また電話するから」
そう言って智也は笑顔で手をふり、帰っていった
残された瑠奈は、力なくその場にしゃがみこむ
心臓が鳴りやまない..
「こんなの慣れてるはずなのに..」
抱き締められた体が
キスされたおでこが
熱い―..