君を想う【実話】
久しぶりにくる智也の家



この家におばさんや美華さんもいるだな、と思ったら何故か不思議な気分



家で顔を合わせたことないからかな..




「あ〜疲れたぁ〜」



部屋に入ると、智也はベッドに倒れ込む



瑠奈は久しぶりのせいか、少し緊張して部屋を見渡す



何も変わらない部屋にホッとした



「仕事なんだから早く寝なね?」


智也の隣に腰を下ろして、うつぶせになってる頭を撫でる



「でも、瑠奈がいるのにもったいねぇ」


瑠奈を見上げて、拗ねたように口を尖らす



「これからはいつでも一緒にいれるじゃん」


瑠奈はそう言って、頭を撫でながら微笑んだ



自分で言った言葉に嬉しくなる



智也も瑠奈を見上げたまま、笑顔をみせた




その顔、反則でしょ..




女の上目遣いは可愛いっていうけど、智也の上目遣いのほうがヤバい




「こっちおいで」



智也が仰向けに寝返って、瑠奈に片手を差し出す




その手を握ると、そのまま抱き寄せられた




智也の上に瑠奈が被さる




いつもと逆の体勢に胸がドキドキする




それは、顔を埋めた智也の胸の鼓動も同じだった
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