君を想う【実話】


「ちゅうして?」


甘えるような智也の声



「早く〜」



急かされて、少しずつ顔を近付ける





チュッ―





二人の唇が一瞬触れた





「それだけ?」



「..意地悪」



瑠奈は、赤くなった顔を隠すように横をむく




でもすぐに、智也に後頭部を押さえられて唇が重なる



「..んんっ」



絡まる舌




深いキスに声が漏れる



「可愛い..」



まるで魔法のように、体から力が抜けていく



目を開けると、いつの間にか智也が上にいる




「瑠奈」



甘い声が耳元で聞こえる




智也の唇が、瑠奈の耳や首筋を這っていく



その冷たさに体がビクッと反応する




「あったけぇ..」



服を脱がしあって、お互いの体温を直接感じあう






「ぁ..あ..んっ」




智也の舌が



指が



全てを知りつくしているように



瑠奈の敏感な部分を責める




「ん..っ..イっちゃう..ぁあ..っ!」




智也の胸の中で、何度も絶頂に達した






二人は



離れていた時間を埋めるように




時間をかけて愛しあう..





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