君を想う【実話】
智也の腕の中で、テレビを見ながら最近のことなどを話す


限られた時間の大切なコミニュケーション



でも、なんだか今日の智也は元気がない..



無理に笑ってるような..


そんな気がする




「マッサージしてあげるっ!」


疲れてるんだと思い、半ば強引に智也を押し倒した


「犯すなよ?笑」


笑ってる智也をうつ伏せにさせて、瑠奈はその上に座った


大きな背中を前に、肩から腰にかけてマッサージを行う



「あぁ〜〜」


智也は時折、気持ちよさそうに声を漏らしてる



こんな無防備な顔は、瑠奈だけの特権..



智也の横顔を見つめながら微笑んだ



「眠っても..わぁっ!?」



眠ってもいいよ、と言いかけた言葉は掻き消され..



今、瑠奈の上にいるのは悪戯な笑顔を浮かべる智也



一瞬のうちに、状況が変わってしまった



「ほんと、好きだね」



今まで何度もやられたこの展開に、瑠奈は笑いながら智也を見上げる



「..瑠奈も好きなくせに」



その言葉に、返す言葉は見当たらない..




ゆっくりと、二人の唇が重なった




甘い甘いキスに




目眩がする―



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