君を想う【実話】
始業式が終わり、今日の学校は終了


♪〜


「はいは〜い」


「ついたから出てきて〜!俺、学校わかんなくて石川ときたから下駄箱前にいるわ〜」


石川っていうのは、智也と同い年で瑠奈の先輩にあたる


最近まで、学校の頭的存在だった人だ


そういえば、智也は学校の場所わかんないよね


そんなことを考えながら、急いで教室を後にする


「瑠奈〜!メールするね!ばいばい!」


綾の声に手を振り返す


途中で会った麻衣にひやかされながら、瑠奈達の教室がある三階から一階まで一気に階段を下りる



智也の姿が見えた



「石川先輩だ〜!一緒にいる人もかっこいい〜!」



そんな会話が聞こえ、大きな声で智也の名前を呼ぶ
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