君を想う【実話】




瑠奈へ





久しぶり!元気か?



もう、俺はそっちにいないんだな。


こんな手紙書くことになるなんてな。



瑠奈、黙っててごめん。



瑠奈には、弱い俺は見せたくなかった。



絶対治して、迎えいくつもりだったんだけどな。




もう言えねーから、いつか話すって言ったこと教えてやる。



俺、瑠奈は月みたいだって言ったよな?



お前は誰よりも綺麗で、人の暗い心を明るく照らせる。



今でも月見る度に、瑠奈のこと思い出すんだよ。



キモイとか言うなよ!




まー俺はいつでも瑠奈のそばにいるから。



月の一番近くにある星が俺だな。絶対!



二番目の星は海斗さんに譲るよ。




俺、こんな手紙なんて書くの初めてだけど、ちゃんと伝わってるかな?




あと、最後になるけど



今までありがとう。



いっぱい泣かせてごめんな。




瑠奈、愛してるよ。



生涯、愛した女は瑠奈だけだ。



初めてお前を見た時から、他の女なんか目に入らなかった。



色々あったけど俺、すげー幸せだったよ。



だから、瑠奈も絶対幸せになれよ!



結婚して子供うんでさ、幸せな家庭つくれよ!



次は、俺が絶対に幸せにするから。




泣くんじゃねーよ?



これ見たら、絶対に笑え!


俺の分もちゃんと生きてな。



俺のこと忘れんじゃねーぞ?




またな!







柳 智也




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