君を想う【実話】
学校を出ると、瑠奈は大きく溜め息をついた


裕也と竜が心配だ..


「瑠奈に心配する権利なんかないか..」


そんなことをぼやいていると、携帯が鳴り響く


画面をみなくても着信音だけでわかる


「瑠奈、今学校か?」


「もう帰りだよ〜!」


智也の声を聞くだけで元気になれちゃうんだから、恋ってすごいよね


「帰りじゃなくてサボりだろ〜笑!今、みんなで公園いるからこいよ」


「わかった」


智也に会える嬉しさで、自然と足も早まる


公園は智也達の溜まり場で、瑠奈の学校からすぐ近くにある


今まで出会わなかったのが不思議なくらい
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