君を想う【実話】


「おっ!瑠奈じゃーん!」


瑠奈の姿を見つけた晴(ハル)が駆け寄ってきた


晴は昔からの知り合い


いつものテンションで瑠奈の肩に手をまわす


「おいっ晴!人の女に触んな」


半分冗談、半分本気で智也が瑠奈から晴を離れさせる


「え!?お前等、付き合ってんの!?」


晴が驚いたように瑠奈と智也を交互に見る


「あー晴はこないだいなかったか..俺等、付き合ってんだよ。ってかお前等こそ知り合いなの?」


今度は智也が瑠奈と晴を見た


「おう!前に俺の後輩と瑠奈が付き合ってたんだよ」


「..ふーん」


晴の奴、余計なことを..


「そんな昔のこと、関係ないけどね!」


瑠奈は晴を軽く睨み、智也の腕にくっついた


「そうそう!そんなことより俺に女紹介してくれよ〜!」


瑠奈の訴えに気付いたのか、晴はそう言って泣き真似をする


その姿をみて笑ってる智也に安心した
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