君を想う【実話】
「瑠奈?どうした?」
自転車から下りようとしない瑠奈を智也が覗き込む
「まだ離れたくない..ギュッてして」
智也のワイシャツをそっと掴む
「あ゙ー、もおっ!!」
「どうしたの?」
智也は瑠奈を力一杯、抱き締める
「んな可愛いこと言うんじゃねぇよ..拉致りたくなるだろ」
二人の唇がチュッと音をたて触れる
それが、お互いを求める激しいキスに変わっていく
「やべぇ..まじ帰したくないんだけど..」
智也は瑠奈の肩に顔を埋めて呟いた
「..瑠奈も帰りたくない」
見つめあって微笑むと、智也が自転車にまたがった
「俺んちいくか?」
「うんっ!」
瑠奈は笑顔で答えると智也の背中に再び抱きついた