君を想う【実話】
それから、三人でしばらく話をして瑠奈は静のもとへ向かった


静のクラスは瑠奈達の上の階だから滅多に来ることはない




ガラッ―




「静〜っ!電話つながんないから迎えきてやったぞ!」


静かな教室に瑠奈の声が響き、みんなの視線が刺さる


どうやらもう午後の授業が始まっていたらしい


「ちょ..笑わさないで..笑」


静は笑いを堪えながら、教室から出てきた


静の自転車の後ろに乗り、お酒やおつまみなどを買って瑠奈の家へ向かう


「瑠奈の部屋は相変わらずだねぇ〜落ち着くわ!」


家へつくと、静は慣れたようにソファに腰を下ろす


最近の近況報告やお互いの彼氏の話など散々語りつくした


「にしても、あの瑠奈に本命ができるとわね〜笑」


ビール片手に話す静は、同い年には見えない


「みんなにいわれたからね!笑」


瑠奈は、チューハイを飲み開けてく


夜中になる頃には、お酒の強い瑠奈に反して、静は既に酔っ払い


結局、その日そのまま静は瑠奈の家に泊まることになった


昔みたいに仲良く手を繋いで一緒に眠った
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