君を想う【実話】
徐々に光に目が慣れると、その姿が見えてきた


「と、ともやぁ!?」


そこには、竜達のグループの勝(カツ)と智也の姿があった


「え?なに?瑠奈の彼氏?」


静も少しテンパり気味に瑠奈を見た


「う、うん..」


智也と勝が飛び下りる


「どーも、瑠奈の彼氏の智也っす」


智也は静と挨拶を交わし、瑠奈の煙草を取ってくわえた


「ってか、なんで智也がいるわけ!?」


未だに状況を掴めない


「こいつ俺の友達の弟なんだよ。で、学校行く途中で捕まってだいじな話があるっていうからよ〜」


そう言って、智也は勝を見てニヤリと笑った


「いるなら言ってくれればいいのに〜」


瑠奈は拗ねて口を尖らす


「男同士の話し合いだからなっ笑!それに今日、先輩と用事あるし..」


「別に遊べなくたっていいもん!」


智也は拗ねる瑠奈の腰に手を回し、自分のほうに寄せる


「はぁ..これだから会ったら離したくなくなんだよな..」


瑠奈の肩に顔を埋め、智也が小さく呟いた
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