君を想う【実話】
智也は瑠奈の頬にキスをしようとした..


「ねぇ、瑠奈ってこんなキャラだっけ?」


「いや、違うね。智也くんも」


静と勝の話し声で、急いで二人は体を離す


「すっかり忘れてた!笑」


瑠奈と智也の声がハモり、静達からブーイングがとぶ


「やべぇー、もういかねぇとな」


智也の言葉に、瑠奈は寂しそうにうつ向く


そんな瑠奈に気付き、智也は持っていたブレザーを二人の上からかけた


「えっ?なに!?」


いきなり目の前が真っ暗になる




チュッ―




二人の唇が重なる



「続きはまたな」


耳元でそう囁き、頬にキスをすると智也はブレザーを外した


「じゃーなっ!勝もがんばれよ!」


智也はそう言って、屋上から下に続く階段を足早に駆け下りていった
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