君を想う【実話】


「じゃーまたねっ!」


夜になって、みんなと別れて家路を辿る


静は彼氏の所に行ったし、綾も麻衣も逆方向のため帰りは一人だった


面倒くさくて、いつもは通らない近道を通っていた


ただでさえ街灯が少ないのに、近道は街灯がなく真っ暗だ


「あ〜最悪..」


怖がりの瑠奈は近道にきたことを後悔した




今でもこの日を思い出すと全ての行動、一つ一つが後悔に繋がる..




後ろから車のライトの光を感じ、少しホッとした


その車は瑠奈の横にくると、瑠奈の歩調にあわせスピードを落とした



フルスモークの黒いワンボックスの窓が開く



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