タイトルはすぐそこに
プロローグ 過去の記憶
昨日の夜も怒鳴り声が聞こえた。
最近毎日の様にお父さんとお母さんがケンカしている。
いつも笑顔の二人が好きなのに…

二人とも仕事から帰ってくるのが遅くなった。一人の時間が多くなった。
今日も二人が帰って来るまでひとりぼっちだ。一人になると嫌でも考えてしまう。
なんでケンカしているのだろう?もしかして僕のせいなのかな?
不安な気持ちが僕を押しつぶす。誰かのそばに居たい。だけど、誰もいない。いつの間にか日も落ちかけていた。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop