秘密
「はあー、行きたくないよ」
「期間限定なんだし、頑張って!」
「うん…行ってきまぁす」
葉子と別れて私はとぼとぼ委員会が開かれる教室に向かった。
今日の委員会は、顔合わせと、文化祭の模擬店決めだった。
「早川さん、焼きそば被っちゃったね」
「うん、やばい」
同じクラスの委員である田所くんがぼそっとつぶやく。
うちのクラス2年A組の模擬店希望は焼きそば。
だけど、E組と被ってしまったから、じゃんけんだ。
「まあ、大丈夫!俺じゃんけん強いみたいだし!」
田所くんが自信満々に、握った拳を見せてきた。
私は思わず苦笑い。
男女一人ずつの文化祭実行委員決めのとき、男子のほうではじゃんけんで勝った人が委員になるという決め方をしていた。
田所くんはその優勝者。
だからじゃんけんが強いってわけ。
「期間限定なんだし、頑張って!」
「うん…行ってきまぁす」
葉子と別れて私はとぼとぼ委員会が開かれる教室に向かった。
今日の委員会は、顔合わせと、文化祭の模擬店決めだった。
「早川さん、焼きそば被っちゃったね」
「うん、やばい」
同じクラスの委員である田所くんがぼそっとつぶやく。
うちのクラス2年A組の模擬店希望は焼きそば。
だけど、E組と被ってしまったから、じゃんけんだ。
「まあ、大丈夫!俺じゃんけん強いみたいだし!」
田所くんが自信満々に、握った拳を見せてきた。
私は思わず苦笑い。
男女一人ずつの文化祭実行委員決めのとき、男子のほうではじゃんけんで勝った人が委員になるという決め方をしていた。
田所くんはその優勝者。
だからじゃんけんが強いってわけ。