秘密
危ない
「このはちゃん、これ、どこに飾り付けるんだっけ?」
「それ、テーブルのとこだよ!」
「早川さん、シフトのことなんだけど…」
文化祭2日前、明日は丸一日準備だから、今日の放課後から、教室は準備で慌ただしくなっていた。
忙しくて目が回る。
と、同時に私は自分の体の異変に気がついていた。
どうしよう、さっきから生理痛がひどい…。
なんでこのタイミングで…。
さっきから色々やることがあるのに、お腹の痛みと体のだるさで、能率が落ちていくばかりだった。
「このは、大丈夫?ちょっと休んできなよ」
葉子が私の異変に気がついて、ペットボトルのお茶をくれた。
「葉子~、ごめん、ありがとう」
私は教室の外で、少し休憩をとることにした。