光満ちるこの場所で
POEM


君が泣いているのに
僕は君の涙を
拭う事は出来なかった



君の涙は零れるばかりで
僕はその涙を見るばかり


言葉が出なかったんだ
君にかける言葉が
見つからなかったんだ
だから君は泣いていた


泣くのは悪いことじゃない
泣きたいときは泣けばいい

ただ僕は拭えない
それは僕が弱く幼いから

君は僕が涙を拭ったら
すぐに笑えたかな

君は僕が支えれたら
すぐに笑えたかな



君の涙の訳を知らなかった
ぼくは何も知らなかった


僕は零れる光の雫を
見つめるばかりで
それが綺麗とすらも思えたんだ


でも今 無性に涙で一杯の君を
抱きしめたいと思うんだ
僕の腕の中で泣いている君に
そっと口付けを


君は腕の中で言ったんだ
涙を流しながら言ったんだ



悲しくても辛くても
絶望しかなくなっても
あなたさえいてくれれば
それだけでいいんだよ

そう言ったから


僕は君に笑いかけれた
だから僕は言ったんだ


君の涙は拭うのも
勿体無いほど世界で一番
綺麗な涙をしてる
でも君が泣いたら僕は悲しい
だから君が泣いたら
僕の腕の中で
笑ってくれるようになったら
僕は幸せだよ


そう言ったら君はまた
涙を零したんだ
これは嬉し泣きだよ

そう言う君の涙は美しく
僕まで泣きそうになったよ

嬉し涙はこんなにも
僕の心を幸せにさせるんだね

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