イカレポンチ

タクシー乗り場でタクシーに乗って
10分くらいで着く

ユウとの家。


ここに越して、もう2年かー。


「ここでいいですか?」

「はい」

2000円を出して
おつりをもらって

タクシーからおりて
401のドアをあける。


「ただいま」

キッチンのところで煙草をふかし

眉毛を八の字にさげて
私を見るユウの姿が目に入った。


「おかえり。リン・・・」


まだ何も言ってないのに
手招きをされて

私は首を傾げる。

くつを脱いで、ユウの元へ行くと





力一杯に抱きしめられた。
< 19 / 86 >

この作品をシェア

pagetop