イカレポンチ
タクシー乗り場でタクシーに乗って
10分くらいで着く
ユウとの家。
ここに越して、もう2年かー。
「ここでいいですか?」
「はい」
2000円を出して
おつりをもらって
タクシーからおりて
401のドアをあける。
「ただいま」
キッチンのところで煙草をふかし
眉毛を八の字にさげて
私を見るユウの姿が目に入った。
「おかえり。リン・・・」
まだ何も言ってないのに
手招きをされて
私は首を傾げる。
くつを脱いで、ユウの元へ行くと
力一杯に抱きしめられた。