イカレポンチ


「寿司、行くかー」


タクシーでワンメーターで市街地だけど

2人で歩いて向かった。


どこまでも歩いていけそうな

そんな錯覚に


夕日のもとでユウの手を

離れないように



一層強く握った。



「お寿司いいねー」


お肉をあまり好かないリンを

よく分かってますね



さすが



「お前、好きじゃん」

「ユウもでしょ」

「あぁ」


いつも通りと
まったくなにも


変わらないのにね
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