イカレポンチ


そんな今日が運命の分かれ道に

なるって。



想像もしてなかった。



ユウのいやなことはしない。

これが没倒だから
お客さんと連絡先を交換するのは
ごくわずかな人数だったし。



「リンちゃん、今日誰かくる?」


「わかんない。でも来るよ」



営業なんて、しない。

隣についているときだけ
笑って

極上の時間を味わってさえ貰えれば



また、

絶対に、

来るから。



「営業したらもっと本数いくよ」



常に2位の子と20の差を付けて
ナンバーワンだった。



「面倒だし、ユウ嫌がるから」
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